大学生活を大まかにふり返る

2012年になりました。3月には大学を卒業し、春から社会人。節目の1年ということで、今回は大学生活をふりかえってみたいと思います。

東京理科大の数学科に進学しかけた

当時、理系受験だった自分は数学が特に好きで、漠然と数学教師になることを志していました。当時、学校の先生は非常に身近な存在でイメージしやすい職業だったこともあり、中高生時代は教師になる自分を思い描いていたり。
こうした経緯から、東京理科大学の数学科を受験しましたが、選択肢の狭さに自ら懐疑的であったことも事実で、自分の選択肢を模索したいという思いから文理融合学部である人間科学部を受験したわけです。

早稲田祭の広報に携わる

最初に行ったサークルの新歓が非常におぞましく、以来サークルというものに恐怖を抱く。そんなとき、たまたま授業で隣に座っていた男の子に早稲田祭のスタッフになることを勧められ、受動的ではあるが早稲田祭スタッフの一員となりました。
数ある局のうち、一番魅力を感じた「広報局」を選択し、早稲田祭の広報に携わることに(しかしながら消去法だったことは否めない)。これが自分と「広報」「広告」の出会いでした。

第3希望だったデザインチーム

早稲田祭で広報局に配属されたはいいものの、少々自分の意思と異なる「デザインチーム(正確には制作チームと呼ぶ)」に所属することに。全く経験のないデザインを挑戦したのですが、これが思いのほか面白く、どっぷり浸かります。自分の制作したものが世に出る快感はなんとも言い得ず、「自分が発信者になる」ということに快感を覚えました。

暇な期間の補填としてフリーペーパー制作サークルに

早稲田祭は11月に終わってしまいます。早稲田祭が終わってしまうと嘘のようにスタッフの活動は少なくなるのですが、デザインチームだった自分は技術をキープできるような環境が欲しかったわけです。その「補填」として、マグ(フリーペーパー制作サークルに)入部。以降、デザイン担当としてフリーペーパー制作に携わることになりますが、思いのほか楽しく、大学生活のメインになります。

ひょんなことから始めたウェブ

マグの先輩がウェブページをゼロから整備して下さり、出版サークルとしてはかなり優れたウェブ環境を手に入れました。同時に自分はデザイン担当のリーダー、そしてウェブ担当のリーダーに。中学生だった頃からウェブは好きでしたが、この頃からよりヘビーに利用するように。


技術だけの人間にはなりたくなかった

それまで、学生生活の大半はデザイン物の制作に割かれていました。ただ、磐石の技術が身についた一方で、将来デザインを職にする気はなく、「このまま続けることで何になるんだろう?」という戸惑いがありました。
また、技術力だけの人間にはなりたいとは思っておらず、より人間に基づいた能力を向上する必要がある、と強く意識していました。のちに「技術も出来る人になろう」、という考えに変化していきます。

徐々にWeb系の案件が増える

iPhoneのアプリ開発に携わったほか、Webサイトのデザインなどを多数経験。それまで紙媒体を手がけることが多かったため、非常に刺激的でした。同時に、「システムを組む力」がないことを痛感します。プログラミングは未経験で、HTMLとCSSは組めるものの、表層的な部分にしか関与できないことがもどかしかった。一方、「システムを組めるようになれば1人でWebサービスを開発できるのか!」と気づく。

自分が興味を惹かれるものの共通項

就職活動を始めるにあたり、自分がしたいことや自分の内面に考えを巡らせる機会が増えました。「どうしてデザイン?」「どうして広告?」「どうしてWeb?」と、これまで興味を持ったものに対し、なぜ関心を持ち始めたのかを分析し、その共通項を炙り出すことで将来やりたいことを考える道筋を得ようと試みました。結果、自分の原動力は「影響力」であることが分かり、以降、就職活動におけるモノサシに。

Webサービスのアイデアを考案

ゼミで電子書籍を扱っていた経験から、Webサービスのアイデアを発案。現在も開発を行なっています。予てより経験のあったWebデザインだけでなく、アイデアのブラッシュアップ、組織マネジメント、そしてプログラミング等、非常に刺激のある経験を得られました。また、開発を通じてより一層Webに対する関心が強くなり、「さらにWebに関わりたい」と考えるように。

落とし所はやはりWebだった

就職活動では7~8割がIT企業、他に広告やメディア系の企業を受けていましたが、特に興味を惹いたのはWeb系企業でした。ユーザとの距離が非常に近く、「影響力」という点でドンピシャ。自分のやりたいことに、心から合致していると考えました。結果、運よくWeb系の企業で働ける見通しが立ち、来春から自分の大好きなWebに関わることに。


で、結まるところ、将来携わりたいのはなんだろう...?って考えると、着地点はWebだったんですよね。

春になったら、どんな社会人になるんでしょう。しばらく経ったら、このエントリーを見返してみます。